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中型ドライバーの求人を見ていると、「4t」「中型免許」「8t限定可」など、似たような言葉が並んでいて、自分の免許で応募できるのかどうかが分かりにくいはずです。
そこが曖昧なまま応募して、面接で「その免許では乗れません」と言われるのが一番もったいないパターンです。
結論から言うと、中型ドライバー求人は、まず自分の免許で乗れる車の範囲を車両総重量で確認し、そのうえで給与と拘束時間を公的データと突き合わせると、応募先を迷わず絞れます。
免許の区分は警察、給与と労働時間のルールは厚生労働省が公開しているので、求人サイトの見出しより先にそちらを見ます。
この記事では、警察の公開情報で中型自動車の範囲と免許の受験資格を確認し、平成19年6月1日以前に普通免許を取った人が持っている「8トン限定中型免許」の扱いと限定解除の条件を整理します。
続いて、job tagの求人賃金の月別データと、改善基準告示の運転時間の上限を確認し、最後に求人の探し方と求人票のチェック項目をまとめます。
読み終えるころには、手元の免許証の条件欄を見るだけで応募できる求人の範囲が分かり、提示された月給が相場と比べてどうなのかも自分で判断できるようになります。
中型ドライバー求人で運転する「中型自動車」の範囲
最初に、中型ドライバー求人でいう「中型」が、法律上どの大きさの車を指すのかを確認します。
ここを押さえておかないと、求人票の「4t」「増トン」といった言葉を正しく読めません。
中型自動車は車両総重量7.5トン以上11トン未満
大阪府警察のページに、普通・準中型・中型・大型の4区分が数字で整理されています。
大阪府警察のページ。普通・準中型・中型・大型自動車ごとに、車両総重量・最大積載量・乗車定員・受験資格が並べて記載されている
2026年9月15日時点の記載は次のとおりです。
- 普通自動車:車両総重量3.5トン未満/最大積載量2トン未満/乗車定員10人以下
- 準中型自動車:車両総重量3.5トン以上7.5トン未満/最大積載量2トン以上4.5トン未満/乗車定員10人以下
- 中型自動車:車両総重量7.5トン以上11トン未満/最大積載量4.5トン以上6.5トン未満/乗車定員11人以上29人以下
- 大型自動車:車両総重量11トン以上/最大積載量6.5トン以上/乗車定員30人以上
区分を決めているのは、車両総重量・最大積載量・乗車定員の数字です。
求人票の「4t車」「2t車」という呼び方は、この区分名ではありません。
たとえば「4t車」の最大積載量が4トンなら、最大積載量の基準だけで見ると準中型の範囲(4.5トン未満)に入ります。
一方で、車両総重量が7.5トン以上あれば中型の範囲です。
同じ「4t車」でも、車検証の車両総重量と最大積載量によって必要な免許が変わりうるということです。
応募前に確実を期すなら、「担当する車の車両総重量と最大積載量はいくつですか」と会社に聞くのが一番早いです。
トン数の呼び名だけで判断すると、入社後に乗れない車が出てくるおそれがあります。
乗車定員の基準にも目を向けておくと、求人の幅が広がります。
中型自動車は乗車定員11人以上29人以下なので、トラックだけでなくマイクロバスのような送迎車両も中型の範囲に入ります。
送迎の仕事に興味がある場合は、送迎ドライバーの求人の見方も参考になります。
平成19年6月1日以前の普通免許は「8トン限定中型免許」
中型ドライバー求人でよく見かける「8t限定可」という表記は、免許制度の改正の経緯から来ています。
同じく大阪府警察のページに説明があります。
大阪府警察の中型免許のページ。平成19年6月1日以前に普通免許を取得した人は、車両総重量8トン未満・最大積載量5トン未満を運転できる「8トン限定中型免許」となっていると記載されている
ページには「平成19年6月1日以前に普通免許を取得された方は、現在、車両総重量8トン未満・最大積載量5トン未満の自動車を運転することができる『8トン限定中型免許』となっています」と記載されています(2026年9月15日確認)。
つまり、平成19年(2007年)6月1日以前に普通免許を取った人は、手続きをしなくても次の範囲の車を運転できます。
- 車両総重量8トン未満
- 最大積載量5トン未満
中型自動車の範囲(車両総重量7.5トン以上11トン未満)のうち、車両総重量7.5トン以上8トン未満の車は、この8トン限定の免許でも運転できるということです。
逆に、車両総重量8トン以上の中型車には乗れません。
同じページには、平成29年3月12日の改正についても書かれています。
- 施行前(平成29年3月11日まで)に普通免許を取った人は「5トン限定準中型免許」とみなされ、車両総重量5トン未満・最大積載量3トン未満の車を運転できる
- 施行後(平成29年3月12日以降)に普通免許を取った人は、車両総重量3.5トン未満・最大積載量2トン未満の普通車だけ
自分の免許がどれに当たるかは、免許証の「条件等」の欄で確認できます。
8トン限定中型なら「中型車は中型車(8t)に限る」、5トン限定準中型なら「準中型車は準中型車(5t)に限る」という趣旨の条件が記載されています。
普通免許(平成29年3月12日以降に取得)
中型車は運転できない
5トン限定準中型(平成19年6月2日〜平成29年3月11日に普通免許を取得)
中型車は運転できない
8トン限定中型(平成19年6月1日以前に普通免許を取得)
一部の中型車に乗れる
中型免許(限定なし)
中型車すべて
出典:大阪府警察「中型自動車、中型免許について」「自動車の大きさと運転できる免許の区分と受験資格」(2026年9月15日確認)。乗車定員の区分は省略しています。自分の免許の範囲は、免許証の「条件等」欄で必ず確認してください。
現場メモ
編集部でドラEVERの中型トラックドライバー求人の新着20件を読んだところ、仕事内容に「4tトラック」「4t平ボディ」「4tゲート車」と書かれている求人が大半でした。
一方で、車両総重量まで書いている求人は見当たりませんでした。
8トン限定の免許で応募する場合は、面接の前に車検証上の数字を確認しておくと安心です。
中型ドライバー求人に応募するための免許の条件
次に、中型免許を新しく取る場合と、8トン限定を外す場合の条件です。
どちらも警視庁のページに具体的な数字が出ています。
中型免許は20歳以上・免許経歴2年以上、特例で19歳から
警視庁の「受験資格」のページは、2026年4月1日に更新されています。
警視庁の受験資格のページ。令和8年4月1日からの準中型・普通免許の年齢要件の変更と、令和4年5月13日からの大型・中型・二種免許の受験資格の緩和がお知らせに掲載され、中型は20歳以上・経歴通算2年以上と表に記載されている 出典: 警視庁 受験資格
表の記載は次のとおりです(2026年9月15日確認)。
- 中型:20歳以上/準中型、普通、大特免許のいずれかの免許を取得しており、経歴が通算2年以上の者
- 大型:21歳以上/中型、準中型、普通、大特免許のいずれかの免許を取得しており、経歴が通算3年以上の者
- 準中型・普通:17歳6か月以上(免許の交付は18歳以降)/免許経歴は不要
お知らせ欄には、2つの変更が書かれています。
1つ目は、令和8年(2026年)4月1日から、準中型免許と普通免許の年齢要件が18歳から17歳6か月へ変更されたことです。
ただし、免許証の交付は18歳以降と注記されています。
2つ目は、令和4年5月13日から、一定の教習を修了することにより、19歳以上で、かつ普通免許等を受けていた期間が1年以上あれば、中型免許を受験できるようになったことです。
高校卒業後すぐに準中型免許を取り、19歳で特例教習を受けて中型免許に進む、という道筋が制度上は可能になっています。
ただし、特例で取得した場合は本来の年齢(中型は20歳)までの間が若年運転者期間となり、違反の点数によっては講習の受講義務や免許の取り消しがあります。
この扱いは大型ドライバー求人の見方で警察庁の資料をもとに詳しく整理しています。
教習所を通さずに試験場で直接受験する場合の条件も、警視庁の「中型免許試験(直接試験場で受験される方)」のページに書かれています(2025年10月1日更新、2026年9月15日確認)。
- 視力:両眼で0.8以上、かつ一眼でそれぞれ0.5以上
- 深視力:三桿法の奥行知覚検査器により3回検査し、平均誤差が2センチメートル以下
- 手数料:9,250円(受験料3,900円、試験車使用料3,000円、免許証交付料2,350円)
- 取得時講習受講料:24,150円が別途必要
普通免許のときにはなかった深視力検査がある点に注意してください。
教習所に通う場合の費用は教習所ごとに異なり、警視庁のページには記載がありません。
8トン限定を外す「限定解除審査」の条件
8トン限定中型免許を持っている人が、車両総重量8トン以上の中型車にも乗れるようにするには、限定解除審査を受けます。
警視庁の中型免許限定解除審査のページ。受験資格と、限定解除後の免許更新時の適性検査が大型免許と同じ基準(視力0.8以上、深視力実施)になる旨が記載されている
警視庁のページ(2025年5月26日更新)に記載されている受験資格は次のとおりです(2026年9月15日確認)。
- 20歳以上の方(AT限定のみ解除の方は除く)
- 限定された中型免許を現に受けており、かつ、限定された中型、普通、大型特殊免許いずれかの運転免許を受けていた期間が通算して2年以上の方(AT限定のみ解除の方は除く)
- 住所が東京都内の方
手数料は3,100円(受験料1,350円、試験車使用料1,750円)で、審査日は予約制、受験できるのは平日のみです。
東京都の場合、受験場所は府中運転免許試験場と鮫洲運転免許試験場です。
見落としやすいのが、次の一文です。
「限定解除後の免許更新時における適性検査は、大型免許と同じ基準(視力0.8以上、深視力実施)となります。免許更新時に適性検査に合格しない場合、下位免許にあたる普通免許や原付免許となってしまう可能性があります。」
8トン限定のままなら普通免許と同じ基準で更新できていたものが、限定を外すと更新のたびに深視力検査を受けることになります。
年齢とともに視力に不安が出てきた場合、限定を外したことで更新時に乗れる範囲が狭まる可能性があるということです。
試験場で直接審査を受ける方法のほかに、指定教習所で技能審査に合格してから試験場で手続きする方法もあり、警視庁は別ページで案内しています。
教習所での限定解除にかかる時限数と費用は、警視庁のページには記載がありません。
入社後の免許取得支援で限定解除の費用を会社が負担してくれる求人もあるので、応募時に対象かどうかを確認してください。
現場メモ
手数料や受験資格は都道府県ごとに定められていて、ここで紹介したのは警視庁(東京都)の数字です。
東京都以外に住んでいる場合は、住所地の都道府県警察のページで確認してください。
中型ドライバー求人の給与相場を公的データで確認する
免許の条件が分かったら、次は給与です。
中型に限定した公的な統計は見当たらないため、何が分かって何が分からないのかを先に整理します。
中型に限定した年収の統計はjob tagに記載なし
厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」には「トラックドライバー」のページがあり、職業別名として「大型トラック運転手、小型トラック運転手、中型トラック運転手、トラック運転手(冷蔵・冷凍車)」が並んでいます。
2026年9月15日時点で、このページに表示されている数値は次のとおりです。
- 賃金(年収):507.2万円(出典:令和7年賃金構造基本統計調査の結果を加工して作成)
- 労働時間:175時間(同上)
- 年齢:51.5歳(同上)
- 求人賃金(月額):29.5万円(令和7年度、対前年度差0.7)
- 有効求人倍率:2.94(令和7年度)
ただし、これは小型・中型・大型をまとめたトラックドライバー全体の数値で、中型だけを取り出した年収や求人倍率はjob tagには記載がありません。
中型限定の平均年収を載せている記事を見かけたら、どの調査の数字なのかを確かめてください。
入職の条件については、job tagの「就業するには?」に「普通免許のほか、車両重量・積載量に応じて、準中型、中型あるいは大型自動車運転免許が必要になる」と書かれています。
また、「採用時に免許を持っていなくても、入社後に準中型、中型、大型免許を取得することで活躍できる」とも記載されています(2026年9月15日確認)。
求人賃金は1年間ずっと前年同月を上回っている
job tagのページには、月ごとの求人賃金の推移も掲載されています。
求人票に書かれる金額の傾向を見るには、年度平均よりこちらのほうが直近の動きをつかめます。
job tagトラックドライバーの月別求人賃金。令和7年7月から令和8年6月までの求人賃金(万円)と前年同月差が表で示されている
表の数値は次のとおりです(全国、単位は万円、カッコ内は前年同月差)。
- 令和7年7月:29.0(0.6)/8月:29.7(0.5)/9月:29.1(0.8)
- 10月:29.2(0.7)/11月:30.2(0.8)/12月:29.5(1.1)
- 令和8年1月:29.4(0.8)/2月:30.2(0.8)/3月:29.7(0.8)
- 4月:29.7(0.9)/5月:30.2(0.4)/6月:29.9(0.9)
12か月すべてで前年同月を上回っています。
直近の令和8年6月は29.9万円です。
この数字は、ハローワークに出ている求人票の月額賃金の平均です。
賞与や残業代は基本的に含まれないため、年収507.2万円とは別物として見てください。
参考として、編集部が2026年9月15日にドラEVERの中型トラックドライバー求人の新着20件を読んだところ、給与欄の下限は「24万円」から「37万円」の間に分布していました。
上限は「40万円」「45万円」「50万円以上」などと書かれていましたが、月給の中に何時間分の固定残業代が含まれるかまで書いている求人は、一覧画面では確認できませんでした。
また、この20件にはマイクロバスによる福祉施設の送迎など、トラック以外の求人も含まれていました。
20件はあくまで1日分の新着の一部で、相場を代表する数字ではありません。
自分が応募を考えている地域の水準は、job tagのページで都道府県を選ぶと表示される都道府県別の数値で確認できます。
トラック全般の給与の見方はトラックドライバー求人の探し方でも整理しています。
中型ドライバー求人の運転時間と拘束時間の上限
月給を比べるときは、その金額が何時間の拘束と引き換えなのかをセットで見る必要があります。
トラック運転者の時間の上限は、厚生労働省の「改善基準告示」で決まっています。
中型でも大型でも、トラック運転者であれば同じ基準です。
1か月の拘束時間は原則284時間以内
2024年4月1日から適用されている基準は、厚生労働省のポータルサイトに比較表で掲載されています。
厚生労働省ポータルサイトの改善基準告示の比較表。2024年3月31日までと2024年4月1日以降の、1年・1か月の拘束時間と1日の休息期間が並べて示されている
2026年9月15日に同ページで確認した内容は次のとおりです。
- 1年の拘束時間:原則3,300時間以内/例外3,400時間以内
- 1か月の拘束時間:原則284時間以内/例外310時間以内(労使協定により年6か月まで。284時間超は連続3か月まで)
- 1日の拘束時間:13時間を超えないものとし、延長する場合の最大拘束時間は15時間
- 1日の休息期間:継続11時間以上与えるよう努めることを基本とし、継続9時間を下回らない
拘束時間は、同ページで「使用者に拘束されている時間のこと。(『労働時間』+『休憩時間』)」と定義されています。
荷待ちで停まっている時間も、出社から退社までの間であれば拘束時間に含まれます。
中型ドライバーの求人は、地場・近距離の配送と、中長距離のフリー便の両方があります。
ドラEVERの新着求人でも、「長距離ナシ」「日帰り」と書く求人と、「地場〜長距離」と書く求人が混在していました。
1日の最大拘束時間を16時間まで延ばせる例外は、1週間の運行がすべて450km以上の長距離貨物運送で、休息期間が住所地以外の場所である場合に限られています。
地場・近距離中心の運行は、この条件に当てはまりません。
運転時間は2日平均で1日9時間、連続運転は4時間まで
拘束時間とは別に、ハンドルを握っていられる時間にも上限があります。
同じポータルサイトのQ&Aに記載されています。
厚生労働省ポータルサイトの改善基準告示Q&A。Q5でトラック運転者の運転時間の限度、Q6で連続運転時間の上限と、やむを得ない場合の30分の延長について回答している
回答の内容は次のとおりです(2026年9月15日確認)。
- 運転時間:2日を平均し1日当たり9時間、2週を平均して1週当たり44時間を超えない
- 連続運転時間:1回がおおむね10分以上、かつ合計が30分以上の運転の中断をすることなく連続して運転する時間は、4時間を超えない
- 「おおむね10分以上」とは、10分未満の運転の中断が3回以上連続していないこと等を指す
- サービスエリア、パーキングエリア等に駐車又は停車できないことにより、やむを得ず連続運転時間が4時間を超える場合には、30分まで延長できる
4時間走ったら合計30分以上の中断が必要、ということです。
中長距離のフリー便に乗る場合は、この中断をどこで取るかが1日の組み立てを左右します。
待機や中断の時間を車内でどう過ごすかは、車でWiFiを使う方法でも触れています。
現場メモ
ドラEVERの新着求人には、1日のスケジュール例を載せている求人が多くありました。
「6:00 出勤」から「15:00 帰社」、「8:00 出勤」から「17:45 退社」など、始業と終業の時刻が書かれていれば、それだけで1日の拘束時間の目安が計算できます。
書かれていない求人は、面接で1日の流れを聞いておくと比較しやすくなります。
中型ドライバー求人の探し方とチェック項目
条件が整理できたら、実際に求人を探します。
ドライバー専門の求人サイトで職種と免許を絞り込む
総合求人サイトでは「中型」「4t」の表記がばらばらで、同じ条件の求人を集めるのに手間がかかります。
ドライバー専門の求人サイトなら、職種と免許で最初から絞り込めます。
ドラEVERの中型トラックドライバー求人一覧ページ。3888件を掲載中と表示され、免許・勤務地・職種で絞り込む検索欄がある
ドラEVERの中型トラックドライバーの求人一覧には、「中型トラックドライバー」のドライバー求人・運転手求人を3888件掲載中と表示されていました(2026年9月15日確認)。
掲載件数は日々変わるので、実際の数はアクセス時点の表示を見てください。
検索欄には「免許」「勤務地」「職種」の3つの条件があり、人気のキーワードとして「中型ドライバー」「準中型免許」「免許取得支援あり」「大型、中型」が並んでいました。
8トン限定の免許で探す場合や、まだ中型免許を持っていない場合は、「免許取得支援あり」のキーワードと組み合わせると候補を絞りやすくなります。
ドラEVERの運営会社は、会社概要に有料職業紹介事業の厚生労働大臣許可番号(13-ユ-314984)を掲載しています。
運営会社の詳しい情報は大型ドライバー求人の見方で公式ページのキャプチャとともに紹介しています。
中型ドライバー求人の求人票で確認する項目
ここまでに確認した公式情報から、求人票と面接で確認すべき項目をまとめます。
- 担当する車の車両総重量と最大積載量:「4t車」という呼び名ではなく数字で。8トン限定なら車両総重量8トン未満・最大積載量5トン未満かどうか
- 免許取得支援の対象と条件:中型免許の取得だけか、8トン限定の限定解除も対象か。費用の負担範囲と、早期退職時の返還義務の有無
- 月給に含まれるもの:固定残業代の有無と時間数。job tagの求人賃金(月額)は令和8年6月で29.9万円
- 1日の流れ:始業・終業の時刻から、1日の拘束時間(原則13時間・最大15時間)の目安を計算する
- 運行エリア:地場・近距離中心か、中長距離のフリー便があるか。長距離がある場合は泊まりの有無
- 荷役の方法:手積み・手降ろしか、パレットやカゴ車、フォークリフトか
- 研修の期間:job tagには入職後の約1〜3か月が試用期間で実地訓練を受けると記載されている
求人票に全部が書かれていることはまずありません。
書かれていない項目は面接で1つずつ聞いてください。
答えが曖昧なら、それも判断材料になります。
中型だけでなく、配送の種類から仕事を選びたい場合は配送ドライバー求人の見方も参考になります。
中型ドライバー求人についてよくある質問
普通免許しかなくても中型ドライバー求人に応募できますか
応募できる求人はあります。
job tagには「採用時に免許を持っていなくても、入社後に準中型、中型、大型免許を取得することで活躍できる」と記載されています。
ただし、中型免許の受験資格は原則20歳以上・免許経歴通算2年以上です(警視庁、2026年9月15日確認)。
特例教習を修了した場合でも19歳以上・免許経歴1年以上が必要なので、免許を取ったばかりの場合はすぐには受験できません。
8トン限定中型免許で4tトラックに乗れますか
車の車両総重量が8トン未満、かつ最大積載量が5トン未満であれば運転できます。
大阪府警察のページには、8トン限定中型免許は「車両総重量8トン未満・最大積載量5トン未満の自動車を運転することができる」と記載されています。
「4tトラック」という呼び名だけでは車両総重量が分からないため、応募先に車検証上の数字を確認してください。
免許証の「条件等」欄に「中型車は中型車(8t)に限る」とあれば、8トン限定中型免許です。
8トン限定の限定解除にはいくらかかりますか
警視庁の場合、試験場で直接審査を受けると手数料は3,100円(受験料1,350円、試験車使用料1,750円)です(2025年5月26日更新のページ、2026年9月15日確認)。
不合格で再審査を受ける場合は、その都度受験料と試験車使用料がかかります。
指定教習所で技能審査を受ける方法の費用は、教習所ごとに異なり、警視庁のページには記載がありません。
限定解除後は、免許更新時の適性検査が大型免許と同じ基準(視力0.8以上、深視力)になる点もあわせて確認してください。
中型ドライバーの年収はいくらですか
中型に限定した年収の統計は、job tagには記載がありません。
job tagのトラックドライバー全体では、平均年収507.2万円です(令和7年賃金構造基本統計調査、2026年9月15日時点の表示)。
求人票の月額としては、ハローワークの求人賃金が令和7年度で29.5万円、直近の令和8年6月で29.9万円です。
地域によって差があるので、job tagで都道府県を選んで確認するのが確実です。
中型と大型で働き方のルールは違いますか
改善基準告示の拘束時間・運転時間・休息期間の基準は、「トラック運転者」として同じものが適用されます。
中型だから拘束時間の上限が短い、ということはありません。
違いが出るのは運行の中身です。
job tagでは、小型トラックは近距離向け、大型トラックは都市間など長距離・大量輸送向けと説明されています。
中型はその中間で、求人によって地場配送から長距離のフリー便まで幅があるため、運行エリアの確認が欠かせません。
まとめ:中型ドライバー求人は免許の範囲から確認する
この記事で確認した内容を整理します。
- 中型自動車は車両総重量7.5トン以上11トン未満/最大積載量4.5トン以上6.5トン未満/乗車定員11人以上29人以下(大阪府警察)
- 平成19年6月1日以前に普通免許を取った人は8トン限定中型免許で、車両総重量8トン未満・最大積載量5トン未満まで運転できる
- 中型免許は原則20歳以上・免許経歴通算2年以上。特例教習の修了で19歳以上・1年以上。直接受験は視力と深視力の基準あり(警視庁)
- 8トン限定の限定解除審査は手数料3,100円(警視庁)。解除後は更新時に視力0.8以上・深視力の基準になる
- 中型に限定した年収の統計はjob tagに記載なし。トラックドライバー全体の求人賃金は令和8年6月で29.9万円、12か月連続で前年同月を上回る
- 拘束時間は1か月原則284時間以内・1日原則13時間、運転時間は2日平均1日9時間、連続運転は4時間まで(改善基準告示)
中型ドライバー求人は、まず免許証の条件欄を見て、自分が乗れる車の範囲を確定させるところから始まります。
そのうえで、求人票の車の数字、月給に含まれるもの、1日の流れを確認すれば、応募先を比べられるようになります。
中型に絞る前に、タクシーや送迎なども含めてドライバーの仕事全体を比べたい場合は、ドライバー求人の探し方から入ると全体像がつかめます。









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